胃の中の蛙、安眠を知らず。

 お腹が空くと、うるさい。

 

■私が一番好きなお菓子はポップコーンなのだけれど、名前勝ちしてるお菓子ナンバーワンは「ラングドシャ」だと思う。だって「ラング」が「ドシャ(ッーン!)」なのだから。しかし調べてみたところ実際は「ラング・ド・シャ」と区切るらしく、「猫の舌」という意味らしい。形が似てるから命名されたそうだ。日本で有名なのは「白い恋人」。ちなみにフランス語。wikipediaを参照。

 

 「食」が一般的に日々の営みにおいて重要とされているのは皆さんも知っての通りだと思う。最近食を題材にしたドラマや本が流行っている事だし。一般的に「名作」と呼ばれてる作品は食事シーンが大体凄く印象的だったりする。ジブリとか。

 ただ、「衣」と「住」も日の目が当たっても良いのではないか、と思っている。特に「住」。仕事をめっちゃ頑張ってる男性(独身)が突然腰痛に悩まされる事となり、改善を寝具で測ろうと自身に適した物を探して行く話、とかあってもいいと思う。新潮社さん、5%でいかがでしょう。

 春眠は暁を覚えないけれど、ニトリ布団は暁を覚えすぎる。「どの価格帯なら手を出せるか」とか「ベッドか布団か」とか「あっ!枕オーダー出来るんだ!」とか色々と考えるのは楽しいけれど「実際にお金を出す」という所になると少し一歩を踏み出しにくい。「エアウィーブ」というめっちゃ評判のいいマットレスはシングルで7万円もした。その商品の廉価版はもう少し安く4万円。ちょっとそちらは購入を検討しつつある。「シングル」の下の「ダブル」という文字も目に入ったけれど、「いらないな」と判断するのにあまり時間はかからなかった。

 

 そこそこ高い寝具で長期間幸せ、というのは良い話だとは思うけれど、失敗した時のリスクを考えるとどうしても手軽な「食」に走ってしまう。だから今日も私の胃の中の蛙はうるさく鳴き、その鳴き声の所為で安眠を知らないままである。もう少し我慢しなさい、私の蛙。