あなたの好きな煙草

悪い事してみたい。

 

■一人、深夜に届かない程度の夜に外に出ると何か物欲しくなる。外に出ているというのに、気持ちの悪いくらい無臭だからだろうか。視覚としても、嗅覚としても、人を感じる事が無いからだろうか。どこかに例えば嘔吐物とか、そういう人を感じさせるものが無いだろうか。でもローゲーは嫌だな。

 

 私は非喫煙者なんですけど、こういう時に煙草が吸えたらな、とふと思ってしまう。吸啜欲求が抜けきってないとか、どうこう言われる可能性とか、お金とか考えると、どうしても手を出す訳にはいかないのだけれど。加えて私は煙草に対して若干の恐怖心もある。ガンとか怖いよね。

 

 昔、叔父が私が子供の時によく家に遊びに来ていた事があった。お酒と煙草が嗜む程度に好きで、家に遊びに来る時はそんな状態の時が多かった。当時を思い出すからだろうか。煙草とお酒の混ざった匂いを嗅ぐと、よく安心出来る。私が初めてちゃんと接した父親以外の大人の男性の匂いは憧れの要素も強く、まだ小さい頃の私が「かっこいい」という思いを抱くのは、まぁ当然だったような気がする。

 

 だからか時々煙草とお酒が混ざったような匂いを嗅ぎたくなる。でも、私の周りにはそういう人あんまりいない。私は煙草は吸わないし、お酒もそこまで飲まない。ちなみに私が煙草を吸うようになると、まりえちゃんがハレを脱退するので、煙草は吸えないというのもある。

 あの時の私が憧れた大人の男性の「かっこいい」の一つ、煙草を吸える年になったのだな。同時に、まだ煙草が似合う男性にはなれないのだな。いつになることだろうか。

 

 

ーーーーーーーここまで打って昨日寝たーーーーーーーー

 

■昨日書こうとしてたことはなんだっけかな。

  そういえば、煙草を吸わない人が周りに大勢いてよかった。福岡さん風に言うなれば悪い事したい欲求はあるけれど、一歩を踏み出せない。一歩を踏み出そうとするきっかけが少ない。

  それってきっと、結構大事なことなんだろうな、と思う。触らぬ神に祟り無しっていうじゃん。多分そんな感じ。これが昨日書こうとしてた事かな。そうだったらいいな。