「悲しみがあるから喜びがある」

うっせーばーか!!!!

 

■なんでしょう。こう、この言葉を使う人って大体精神的に安定してる人ですよね。少なくとも俺はそんな言葉で元気にはなれないよ。(時々それっぽい事人に言ってる気はするけど。気をつけよ。)言った奴に「知らんわ!俺は今悲しいんじゃぼけ!!先の事なんて知るか!!」って平手打ちしたくなるよ。

 例えば親が死んだ時に「これで命の大切さが分かる」とか声かけられたらどう思いますか。あんまり良い例え話じゃなくて本当に申し訳ないんですけど。俺は言った奴グーで殴る。大体悲しい時に喜ぼうとかするのって無理だろ。出来る奴Mだよ。

 そういえば昨日腰と首がおかしくなったけど(泥酔withoout酒、みたいな感じ)、そういう時に「うわー!なんか気持ち悪い!でも俺これで生きてる気持ち良さが感じられる!」って思うのかよ。何を背負って産まれてきたんだよ。俺は「うわー!気持ち悪っ!もうやめてくれ!これ以上俺を苦しませないでくれ!頼む!!」って思うよ。(寝たら治ったんだけど。)

 

 ただ、この言葉を使った人って「ほら、悲しみを感じたから喜びが大きくなるよ!」とかって言いたい事じゃないと思うんですよ。言葉を使う状況にもよることは重々承知ですけど。大体「がんばれ」とか「あきらめるな」とかに変換出来ると思うんです。それがいいのか悪いのか、その人を元気に出来るか、はともかくとして。

 人にとっていいのか悪いのか、元気に出来るのか、ってことに重心を置くのかどうかって事から関わってくるんだろうけど。まぁそこらへんはおいといたとしても、俺は「この人悲しんでる…」って思ったときに、20年くらいのショボい人生をフル活用して、きちんと会話して、その人が考えている事や大切にしている事を知った上で、その人に向き合って、相手に一番大切にしてほしい言葉を選択しているのかい。説得力を持たせられる言葉を選択出来ているのかい。ステレオタイプの返し方なんてしたくないよ。

 

 直接的、というか、正論のような言葉っていうのは、おそらく非常に扱いが難しいものなんだろうな。と最近よく思う。非常に難しいな。いや、言葉自体がすごく難しいな。あなたにとって、言葉は簡単なものでしょうか。

 

 

 というのも、最近ある人に自分の気持ちを言えなかっただけなんだけど。いや、いつもか。人に自分の気持ちを言おうとして上手く言えないとちょっと悲しいよね。これから先もっと自分の気持ちをちゃんと言えるようになるのかな。「あー!言えた!やった!」ってなるのかな。悲しみから喜びに変えられるのかな。お後がよろしいようで。