給食嫌い

どうぶつチーズは死ぬ程苦手。

 

■私は世の中の思う「元気な男の子」と呼ばれるにふさわしい少年時代を生きてきた気がする。外で遊ぶのが好きで、どろんこになった服と擦り傷と一緒に帰ってきた覚えがある。そういえば、野球少年だった時期もあった。正直下手で、練習しようって気にあんまりならなかったし、体格もヒョロかったから辞めたんだけど。加えて、バスケも遊びでやってた。野球部引退後の中学校時代、坊主だった髪の毛が伸びかける頃に公民館の隅で小学生に混じって友達とやってたりもした。自分の学校の制服の女子が自転車で通りかかるたびにちょっと意識したり。シュート外したら「まぁ俺今のシュート本気出してないし。」みたいな。半端な自我の檻の中にいた。

 ただ、「その当時の事が今に活きてるか」って質問されたとしたら、私は首をかしげる気がする。「俺は野球もバスケも経験ある、運動神経はある」みたいな、なんか変なプライドばっかりついて、今でも時々それを感じて嫌になる。最近確か「実際にあった少女漫画みたいなエピソード」について話してた時、先輩の「私の球技大会でブザービーター決めた超イケメンの男の子。超かっこよかった。」って話に対して「自分のブザービーターエピソード」を必死に脳内で検索してた位にはプライドが高い。なかったけど。

 「自分は自分の予想以上にプライドが高いんだ」って思えるようになったのはメリットだとは思うけども、正直あまりそんな事は考えたくない。私だって、出来る事なら一ノ瀬君になりたかった。球技大会でブザービーター決める男の子が出てくる少女漫画、読んどけばよかった。ドラマだったら山ぴーがいたのにな。

 

 話が大分逸れたが、そういう「元気な男の子」らしく、ハンバーグやラーメン、焼き肉が好きで、食欲旺盛な少年に育った。だからか、給食があまり好きではなかった気がする。だって、ねぇ。いや、美味しいけどさ。違うじゃん。なんか。「少年が好きな美味しさ」とは、さ。

 通ってた小学校が大学の付属校だったので、1年に一回大学の学食を食べにいく時があった。なんかのイベントのついでだった、とかは覚えてないけど、それが最高に嬉しかったのを覚えている。なんかラーメンとか食べた。あとハンバーグとか。

 そういえば魚とか本当に嫌いだった。給食の、ってだけじゃなくて、普通に魚が食べられなかった。海が隣接してる県に住んでたけど、寿司もたまごとかっぱ巻以外食べれなかった。最近食べれるようになったから今度帰った時、食べたいと思う。

 

■長くなったけど、おすすめの曲を、というか本当に自分が好きな曲を紹介しようと思う。

 


school food punishment - free quiet

これ。

 

 曲も凄くかっこいいのだけれど、特にアレンジが超カッコいいバンド、「School Food Punishment」の中でもドがつくほどシンプルな曲である。演奏やアレンジに耳が行きがちだが、シンプルさ故にメロディの良さが際立つ楽曲だと思う。スクールフードらしいちょくちょく入る音も、決して歌の邪魔をしない。

 あとなにより、歌詞と声、めっちゃよい。これに尽きる。

 「歌詞はオマケなので、曲が成立するのであればいい」という持論がある。作曲者と演奏者、なにより歌手が一番気持ちを込められる歌詞が、一番いい。でもまぁ、それが出来ているかは視聴者として曲を聞いた時の感動から判断するしかないのだけれど。

 メッセージ性とか、文学的な歌詞、伝わる歌詞、とか、正直な話どうでもいい。(どうでもいいっていうのは、文学的な歌詞とか伝わる歌詞が嫌って訳じゃない。)

 良い曲なら、良い歌詞もついてくる。逆もしかり。

 今はそう思ってる。多分そんなにこの考えは変わんない気がする。

 

 この曲は、それがもうすげぇ伝わってくる。おすすめ。知ってる人も多いと思うけど。

 

 この曲を聞いてる事って、未来に活きてくんのかな。個人的に「未来に活きる」ってこと考えると疲れるから、今の自分に必要なことを付け加えていきたいな。結構大仰なことを言っちゃったな。好きな事したいな。ただ、好きにやってるとツケ回ってきそうだな。うーん。

 

 とりあえず手始めに少女漫画を読みあさって、球技大会でブザービーター決める男子が出てくるのを探したいと思う。