女子の「太った」

あまり信用していない。

 

■まりえちゃんがアメリカに行って約半年が経とうとしている。とはいえ文明の利器であるインターネットを使用する事でリアルタイムでちょくちょく連絡はとっているのだけれど。

 そんな彼女が先日「今激太りしている」という話をしてくれた。おいおい、大体自炊しコンビニで買ったカップ麺を食べる所などほとんど見た事が無いあの子が太るのかい。昼ご飯に家から持ってきた人参を生でポリポリ食べている無添加の固まりのようなあの子が太るのかい。すげーなアメリカ。

 確かに留学を経験していた先輩が「アメリカ行くの?じゃあ今から5kg太って帰国だね!」と言っていたな。本当だったんだ。アメリカ…恐ろしいところ…。

 

 彼女がそう電話で言ってきた際、「まりえちゃんが太ったところで私としてはあまり支障はないよな…留学前は『もう少し太ってもいいんじゃないか?』位に思っていた位には痩せているように見える体系だったしな…いやでも激太りか…ハレのメンバー皆痩せてるしな…ビジュアル的に問題あるのか…?」と思った。

 が、実際に写真等で見てもそんなに太ってなかった。激太りなんてもっての他だ。「ちょっと顔がふっくらしたかな…?」位のものだった。

 歌にも結構ストイックだけれど、自分の体重にもストイックだったのだな。

 彼女の新しい一面に気づけた。

 

 そういえば先日久しぶりに再会した友人が「スーパースキニー」という「(スキニーのさらに上の上らしい)ジーンズ」を穿いていた。その子曰く「以前より太った」らしい。

 

 女子の「太った」はあまり信用していない。

 

 

■最近ご無沙汰だったから一冊本を紹介しておこうと思う。最近あげていたのが漫画とか多かったから小説。私の好きなバンドの人がオススメしていた奴。

最後のトリック (河出文庫)

最後のトリック (河出文庫)

 

  すんなり読めた。3時間しなかったと思う。

「読者を犯人にする」というのがウリの小説。普段あまりミステリ系は読まなかったので新鮮だったし、なにより非常に面白かった。

 ミステリを読まない理由の一つとして「トリックがめんどくさい」というのがある。しかしこの本のトリックは非常に単純明快だったように思う。私犯人だった。

 

 星二つのアマゾンレビューなんぞあてにするな。あなたが面白いと思ったかどうかだ。そんな感じ。終わり。